こんなところにも!オールカープロダクツの品質へのこだわり。
オールカープロダクツの様々な製品では、見た目は何の変哲もなくとも、実は見えない所で様々な工夫がなされています。随所の精密な加工部分やオリジナリティに富んだデザインはもちろんのこと、カスタムヘッドライトの命ともいえる「光」そのものを担う様々な制御ユニットに至るまで。そんな「こだわり」のテクノロジーの一部を紹介します。
LEDの不点灯
【写真】部分的に点灯しないLEDユニット
LED製品をお使いの中で「一部分だけ点灯しない」または「しなくなった」という現象を経験されたことはありますか?実はこういったLEDの「歯抜け」や「不点灯」の現象はさほど珍しいことではなく、純正部品でさえもまれに起きる場合があります。こういった現象の多くの原因は「過電流」や「逆起電力」によるもの。
オールカープロダクツの多くの製品では、こうした現象をはじめ、電子部品の様々なリスクに対応するシステムを取り入れるとともに、ローコスト・ハイクオリティな製品の開発に取り組んでいます。
LEDをトラブルから守る、高性能ドライバユニット
【写真】自動車用発電機(オルタネーター)の例
通常、自動車の電源電圧は12Vと言われていますが、オルタネータが発電をしている間は14.4Vまで電圧が上昇します。LEDを車両で使用する場合はこの電圧差まで考慮して抵抗計算等を行うのですが、実際はそれだけでは不十分です。実は、オルタネーターを始めとした車載部品は予期せぬ過電流を発する場合があるからです。代表的なものには「ロードダンプサージ」(突然または偶然バッテリーが車両から切断された場合に発生する)等がありますが、これは最も強烈なもので100V程度まで昇圧する場合があります。これは多くの電子部品にとって致命的な損傷を与える可能性があります。
【写真】LEDドライバユニット
LEDにおける数々のリスクに対応するべく開発されたのが、こちらのLEDドライバユニットです。このユニットは、変動の激しい自動車電源を安定した一定の出力へと変換することが可能なのです。これにより、過電流等によるリスクを大幅に低減し、安定した電力供給によりLED等の電子部品はより良い環境下で動作することが可能となりました。
【写真】LEDドライバユニットを採用した製品例
LEDドライバは、ただ素子を様々なリスクから守るだけではなく、ドレスアップの目線でも品質に大きく貢献します。たとえばLEDの「光量」です。ドライバから供給される電圧は一定のものであるため、エンジン始動時と停止時で光量に差が出たり、アクセルをふかすと光量が上がったりなどという現象を発生させにくくなります。また、万一サージ等のリスクにより故障した場合でも、ドライバユニットのみの交換でその他は再使用できるケースがほとんどです。そのため修理費用の大幅な低減につながります。ドライバユニットは、紹介できる多くの品質技術のうちの一つですが、オールカープロダクツではこのように、様々な視点からより良い製品づくりに心がけています。